1. 僕を迎えてくれた時のことは決して忘れません。
  暖かい家族の中で幸せでした。ご主人様との楽しい思いでは決して忘れません。
2. ご主人様が望んでいるようには振る舞えなかったかもしれません。
  僕はあまり可愛いらしくなかったかもしれません。
  でも、ご主人様に喜んでもらいたくて、精一杯頑張ったことだけは本当です。
3. ご主人様がいなくなっても、きっと迎えに来てくれると思って待っています。
  側にいられなくなった訳は良くわからないけど・・・・
  僕を嫌いになったからじゃないと自分に言い聞かせています。
4. 僕を産んでくれたお母さん、お父さんにありがとうって言いたい。
  こうして楽しい思い出を宝物にできたのも、命を与えてくれたからです。
  生きているから味わえたのです。ありがとう。
5. 今は、たくさんの仲間たちと一緒に暮らしています。でもみんな悲しそうです。
  僕もなぜか寂しい、物足りない気持ちでいっぱいです。
6. 多くの仲間たちは、連れて行かれ二度と顔を見ることもない毎日です。
  その時の悲しそうな眼を見たことがありますか。
7. 一部の仲間たちは、たまに新しいご主人様が連れて帰ります。
  ご主人様が迎えに来てくれないなら、僕も新しいご主人様に連れて行かれるかもしれない。
  優しいご主人様だったら嬉しいけど・・・・・・・・・・。
8. 僕にはご主人様を選ぶことはできません。
  でも僕を迎えてくれるご主人様が、どこかにいるかもしれない。
  もしそうなったら、今度はもっともっと気に入られるように頑張ります。
9. ご主人様、早く僕を迎えに来てください。
  そして今度こそずっとそばに置いてください。それだけが僕の願いです。
10. ご主人様、これだけは覚えておいてください。
  僕だって生きているということを。
  心だってちゃんとあるということを。
  天に召される最後の時まで、ご主人様に尽くしたいと思っていることを。