396 名前:名無しさん@涙目です。(千葉県)[sage] 投稿日:2011/08/18(木) 00:21:38.55 ID:rX2fdDNd0
タウンページ感想文
私はこの本を読み、泣き、笑い、枕にし、そして眠った。
世の中には人生を変える本があるがまさにこれがそうだ。
この本がなければ、枕を高くして眠れなかったろう。
読者はまずこの本の冒頭に驚かされる。従来の常識を覆す
配置で登場人物がのっているのだ。
それも今までの常識では考えられない量である。
登場人物が多いということはそれだけ、
複雑でスケールが大きいということだ。
内容を期待してページをめくると、
なんと次も登場人物の紹介である。
実はこの小説、最初から最後まで登場人物の紹介なのだ。
未だかつてこのような小説があったろうか。
私は本を閉じ、感動をかみしめた。頬に涙がつたるのを感じた。
浸っていたら妹に「何あくびしてるの」と言われた。

ストーリーがないというのは何を意味するのだろうか。
私はこれを、自立しきれていない現代への痛烈な批判と受け取った。
この本は、テレビやマンガなどの受動的なメディアや
詰め込むだけでアウトプットを軽視する現代教育などへの
アンチテーゼである。